地震による被害の一つに、水道の停止(断水)が挙げられます。地震によって水道管が破損したり、施設が損壊したりすることで、水道が一時的に使えなくなることは少なくありません。給水車が来るまでにも時間はかかります。
そこで、地震への備えとして確保すべき飲料水の量や保管方法について紹介します。
飲料水の備蓄量の目安

一人あたりの飲料水の備蓄量は、最低でも3日分が推奨されています。
一般的には、一人あたり1日に3リットルの水が必要とされています。家族やペットがいる場合は、それぞれの人数に合わせて備蓄量を増やしましょう。
3日分で良いのは戸建て住まいの人!マンションは7日分を推奨
最低でも3日分というのは、戸建てに住んでいる人が基準です。
マンションや集合住宅では、7日分の備蓄が推奨されています。
なぜなら、災害時に給水が始まっても、エレベーターが使えないと水を運ぶことが困難だからです。
多めに備蓄しておいて、困ることはありません。水は飲料用のほかにも生活用にも必要になるからです。
どのくらいの水が必要になるかは、東京都の備蓄サイトで検索できます。水のほかにも備蓄が必要な物資の目安を知ることができます。
https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/tool/
備蓄用の飲料水の選び方
地震などの災害に備えて飲料水を準備する際には、非常用の水として貯蔵できるものを選ぶのがおすすめです。
ここで、備蓄専用の水でないといけないのか、という疑問を持つ方もいるでしょう。
結論からいうと、必ずしも備蓄用でなくても構いません。普段利用しているペットボトルの水でも良いのです。
ただし、日常用の水は備蓄用に比べてると賞味期限が短くなります。基本的にペットボトルの水は賞味期限を過ぎても品質が悪化するのではなく、内容量が減ってしまう点が問題になるのです。
備蓄用は賞味期限が5年や10年となっているため、備蓄専用に長期間保存することができます。生活スタイルに応じて選択すると良いでしょう。
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ペットボトル以外では、ウォーターサーバーを利用するのもひとつの方法です。ウォーターサーバーを利用していると、補充用ボトルを保存しておくことになるので、自然に備蓄ができます。
飲料水の備蓄場所の選び方
地震や災害に備えるために、飲料水の備蓄は非常に重要です。しかし、備蓄するだけでなく、適切な場所を選ぶことも重要です。飲料水の備蓄場所を選ぶ際には、以下のポイントを考慮してください。
まず、安全性が最優先です。備蓄場所は地震や災害時にも安全であることが求められます。例えば、家庭内での備蓄場所としては、クローゼットやパントリーなどが適しています。これらの場所は壁や柱に囲まれており、地震時にも比較的安全です。また、屋外の備蓄場所としては、庭やベランダなどが選択肢として考えられます。ただし、屋外の場所を選ぶ場合は、飲料水の容器をしっかりと保護し、風雨や日光から守る必要があります。
次に、アクセスの容易さも考慮しましょう。地震や災害時には、備蓄した飲料水にすぐにアクセスできることが重要です。備蓄場所は家族全員が容易にアクセスできる場所に設定しましょう。例えば、家庭内の場合は、リビングルームや玄関付近などが適しています。また、屋外の場所を選ぶ場合は、家の出入り口から近く、避難時にも迅速に取り出せる場所が望ましいです。
飲料水の備蓄場所を選ぶ際には、安全性とアクセスの容易さを考慮することが重要です。家庭内での備蓄場所としては、クローゼットやパントリーが適しています。屋外の場所を選ぶ場合は、庭やベランダなどが選択肢として考えられます。備蓄場所を適切に選ぶことで、地震や災害時にも安全かつ迅速に飲料水にアクセスできるようになります。
地震に備えて水を備えておこう
災害対策では、一人あたり1日必要な水の量を3日分以上確保することが望ましいとされています。一人あたりの必要な水の量は、1日に2リットル程度です。家族の人数に応じて必要な水の量を計算し、その分を確保するようにしましょう。




